第17話『王子のクラッカー。 意味不明メモ。恐ろしい人。』
こんにちは、トラです。
なかなか更新ができておらず、すみません。
勤め人仕事で、全く知見のない分野における不慣れなプロジェクト取りまとめを行うこととなり、日々憂鬱な感じで働いています。
今回はメモの話です。
『メモの魔力』なんて本がベストセラーに入ったなんて話も聞きますが、読んで実践する人がどれくらいいるんでしょうね。
今回はフランケンさんの知人である『王子』にまつわる話です。
フランケンラジオ第17話 文字起こし
おはようございます。フランケンの通勤ラジオ、第17回です。
通勤ラジオって言っていますけど、最近は全然通勤してないんですよ。
それで車に乗れないもんですから通勤の途中に飛行機とか電車とかで、こんな話を車に乗ってたらするんだ、と思う内容をメモにとって、ちょっと録音できるところで録っている、というような状態ですね。
面白いと思ったことは何でも書いておけ、という話をした。
前回のラジオ(第16話)で、イケメンの王子様の話をちょっとしました。それは何の話だったかって言うと、グチは散らさないで書きためとけよ、書き留めておけっていう話をしたんですよ。
面白いと思ったことは何でも書いておけって言った時に、偉そうな事を言っといてなんなんだけれども、僕実はあんまり実践できてないなと。
僕は携帯の Google ドキュメントにあの入力しているんだけど、音声入力したキーワードだけ並んでいたりするんですよ、面倒くさいから。
でもって例えば、一昨日ぐらいに入れたものを見ると「柱ガンガン問題、R戦略、早い者勝ち。手袋、男尊女卑」とかの単語が並んでいるんですよ。これわけわかんないですよね。
多分この喋っていた時は、このキーワードがあればロジックをトレースできるでしょうって、当然できるでしょと思っていたらしいんですけども、今見ると何の話か全然わかんないですよ。そのくせしてね、他人には偉そうに何でも書いとけって説教するんですよね。こういうの、非常に始末が悪いね。
気になったフレーズを記録している人が現れた。
そしたらですよ、これ実際に「私気になったフレーズを聞いたら記録に残しています」っていう人が現れたんですよ。ああそうですか、それいい心がけですよねなんて言っても、あんまり信じてなかったんですよ。
だってね、僕それこそ「鼠先輩」「チーズフォンデュ」とか、そんなこと書いているタイプの人間なので、まあどうせ大したこと書いてねーだろって思いました。
けども、よくよく話し聞いたらその人ちょっと本物でして、恐ろしい人だったんですよ。
その人僕の知り合いのある王子様、王子様ですよ、プリンス、とある業界ですっごい秀才で通っている王子で、貴族、ハイネスですね。
よく海外で一緒に仕事するんですけど、この王子様人気者だから、レセプションとかで引っ張りだこで忙しいんですよ。だけど僕は基本暇なので、「早く終わらねーかな」と思いながら、テーブル中からクラッカーだけを集めてドミノやっていて。ということをやっていても誰の目にも止まらないぐらいには僕暇なんですよ、いつも。
そんなことをやっていると、このドミノを1枚スッとつまんで、その王子様は僕のところにやって来るんですよ。
クラッカーをスッと持つのも、親指と人差しでピッとつまんでいるのではなくて、中指と薬指でスッとつまんでいるんですよ。
ちょっと皆さんの見切りでやってみてください、これかっこいいから。
中指と薬指でなんかねクラッカーをすっとつまんで、そしたら親指の感じがすごいかっこいいんですよ。
手首をくるっとに自分に向けるときに、人差し指中指の2本っていうのと親指の間にクラッカーを摘むような感じに持ち替えて、「ちょっと話そうか」みたいな感じです。
もうイチコロですよね、かっこいい。
もう「Yes, you’re Highness」という感じでもう話しましょうつってね。
王子と蒲田で餃子を食べて酒を飲んだときの話
王子様結構酒が大好きで、深酒するわけですよ。
べろべろ酔っ払ってくる、説教くさい話も大好きで、変なおじさんですよ。
僕が調子こいて言うんですわ.
「王子様あのですね、人が働くモチベーションというのはねおそらくで三つしかないんですわ。一つは恐怖で縛るか、も一つは報酬で釣るか、最後はカリスマで引っ張るか。だいたいねこの三つの組み合わせで終わらせますよ」
みたいな。
そんな他愛もない話っていうのを偉そうにするんですが、そういうの朝まで楽しそうに聞いてくれるですよ、この人。そんなことをあの話していて、僕はね飲んでないから全然平気なんですよ。王子様はお酒が大好きだから、結構ベロベロでね、明け方に這々の体で帰っていきました。頭痛いとか言いながら、タクシーに乗って、有楽町から。
有楽町ですよ、王子様東京に住んでいます。日本人だし、王子ってあだ名。
プリンスじゃないですわ、プリンスでは。
その時は東京で飲んでいて、その前は蒲田で餃子を食べた。
その前はシンガポールとスペインだったかな。そんな感じでしょっちゅう会うんですけど、何が恐ろしいって、明け方までベロベロになるまで飲んでいて、でもって翌日、っていうかその帰った当日の昼12時ぐらいに王子から電話が来ました。
「昨日の晩言ってた話なんだけどさ、あの、恐怖とカリスマと、あと何でしたっけ」
みたいな電話が来たんですよ。
王子「面白い話を聞いたら、日記に書いている。」
「え~!?あんたあんなにベロベロだったじゃん、そんなこと覚えているの?」
って、すごいびっくりなんですよね。何を書いているのか聞いたら、「面白い話を聞いたら、僕に日記に書いているんです。どんなに酔っ払っていても、だいたい覚えてますよ」なんて言うんですよ。
「はぁ~。嘘でしょ?そんなのたまたまでしょう?じゃあ僕と遊んでて他に思った事とかってあります?」なんて聞いたら、
「ちょっと待ってくださいね、まだありましたよ。”自分の時間は増えたりはしないから、仕事をやる時には完成度が下がっても、部下ができる仕事は積極的に部下に任せるようにしなさいよ“なんてことを言ってましたよ、フランケンが」って即答されて。
恐ろしいですよね、こういう人は偉くなりますよ、きっと。
王子様と来週ヨーロッパで一緒に仕事する予定なので、ちょっとタイミングあったらこのラジオで何か喋ってもらおうかな。そんなこと考えてます、はい、ありがとうございました。
面白いと思ったこと、気になった言葉を書き留めることの重要性
トラです。
「こういう人は偉くなりますよ、きっと。」というフランケンさんの一言で、王子がすごい人だと分かりますね。
きちんと人の話を聞いて覚えられて(特に飲みの場での話を)、日記やメモに書き留めて吸収しようとする姿勢は見習わないとなと思います。
王子は何度もフランケンラジオに登場している方なので、王子登場回をまとめて紹介したいですね。