「社会の掟」
PR

第153話『仕事を断れない社会人が変わるための4つのポイント』

フランケンラジオ第153話文字起こし記事アイキャッチ
トラ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、トラです。

今回は、フランケンラジオ第153話「仕事を断れない人 王子からのリクエスト」の紹介です。


 フランケンさんTwitter(@BlackSheep8270)

多くのサラリーマン(社会人)が抱える悩みに対する、アドバイス回

多くのサラリーマン(社会人)が抱える悩みに対する、アドバイス回

第153話は、ナンパの話から始まります。

ナンパとはいっても、仕事のプロジェクトで重要な人物を引き込むための交渉ですが。

第22話など、度々フランケンラジオに登場している”王子”からのリクエストで、フランケンさんが仕事を選ぶ際の基準について話をすることになったそうです。

結論から言うと、仕事を選ぶ基準については次回(後半)になってしまうのですが、フランケンさん個人の仕事選びを聞く前段階として、仕事を断れない人が陥っている状態について話をされています。

本編の最後でもお話されていますが、今回のポイントは4つです。

  • クソ溜めとしての信用をコツコツ積み上げても、別の何か、価値に進化することない
  • ビジョンの違いっていうのにズバって言い放ってあげれば、意外と仕事って断れる
  • 若い時にはレバレッジを効かせた営業かけろ
  • 自分に価値が貯まってきたら、持ち込まれた仕事を選べるようになる

1つ目のポイントでフランケンさんは仕事を断れない人を「便器」に例え、どんなにクソ仕事を上手くこなして信用を積上げたところで決して価値ある仕事は流れてこない、家の便器が詰まらないからといって食器になったり札束を流したりしないだろ。と断じています。

決して便器が悪いというわけではなく、価値ある仕事を求めているのに、見当外れの努力をしてても無駄だと仰っているのだと解釈しました。

2つ目のポイントでは、クソ仕事を断るためには相手を肯定しつつハッキリとバサッと言い切ることが重要だと話しています。

そして3つ目のポイント「レバレッジをかけた営業をかけろ」の部分では、プロジェクト運用において高い役職の人間を巻き込むことのメリットが惜しげもなく語られています。

仕事(プロジェクト)において重要なキーパーソンとなる人物を引き込むことについては、本編冒頭でフランケンさん自身の実例として語られているので理解ができると思います。

それでは本編の文字起こしです。

フランケンラジオ第153話の文字起こし

王子からのリクエスト「仕事の選び方の条件を話してほしい」

おはようございます、フランケンラジオです。このラジオでは、僕がこう働き方のヒントになるぞ、みたいなことを思いついた時に、それを『略働』働き方を略すると書いて略働というキーワードに引っ掛けて積んでこうかなっていうラジオだったんです。

最近はそうじゃなかったけれども。

今回ですね、ちょっとあのまたいろんなところに来ていたんですけれども、その中でたまに僕のこのラジオに出てきてくれる人の王子様からですね、ちょっとリクエストがありまして、それでその話をしようかなぁなんてね思いますよ。

先日、北欧のとある街までナンパしに行ったんですよ、二人で。

ナンパっていうかある人を口説きに行ったんです。これは今一緒にやっているプロジェクトのキーパーソンになるだろうなっていう人物がいて、ここを口説き落とさないとちょっと仕事のロードマップが大きく変わっちゃうぞ、みたいな。
そんな重要人物がいてですね、これを口説き落としに王子とはるばる北欧まで行ってきたんですよ。

でまあ、そんなこんなでナンパというのがうまくいって、王子と反省会してたんですよ。王子と話していた中で、僕の最近の仕事の選び方、これの選び方の条件っていう話を僕いろんな人にするんだけども、それがまあいたく気に入ったということで、今回は王子がリクエストをくれて、この話しろよっていうことなんですよねえ。
仕事選ぶ時の僕が持っている二つのルール。今日はこういう話をしたいと思います。一回切ります。

クソ仕事を振られるのは、断れないと思われているからだ。

仕事の選び方の前になんですけどなんですね、断らなきゃいけない人っていうのが世の中にいっぱいいるっていうのにね、ちょっと僕びっくりします。
多くの社会人が持っている悩みの一つに、仕事断れないっていうのがあるそうですよ、よくわかんないけど。

断ると先方が気を悪くするかもしれない。自分の立場が弱いから、その相手のご不興を買うわけにいかない。だから、断りたいけど断った時の面倒を考えちゃうと「うーん」と思って受けちゃうそうです。

はっきり言っちゃいますけど、そういう仕事を持ってくる人っていうのは、あなたはどうせ断れないと思っているから、そのくそ仕事をあなたのところに持ってくるんですよ。

世の中の、中途半端に偉い人っていうのは、いわゆるくそ仕事っていうのをいっぱい抱えている。誰かがやらなきゃいけないけれど自分ではやりたくない仕事を、押し付ける相手を常に探している。常にですよ。

こんなこと言うと、
「いや僕にも野心もある。ここで断ると、成功に繋がるような仕事を貰えるチャンスコネクションというのに失ってしまうかもしない。だから断れない」
みたいなことを言うんですよね。

つまらない仕事で信用を積上げても、チャンスは来ない。来るのはクソ仕事ばかり。

これ「どの口が言ってるの?」と思います。
今現在あなたは残念ながら、くそ仕事を流す便所にされているだけですよ。
そのクソ仕事をどれだけ流してやったところでね、未来永劫そいつ(クソ仕事を持ってきた人)が垂れ流すのは、いつもクソですよ。

だってあなた自身、自宅のゴミ箱とかねトイレとか見て、いつもお世話になっているからといって、たまに札束を流したり入れたりしないですよね、ゴミ箱とかトイレに。

つまんない仕事をコツコツ積み上げて信用を得ると、それが将来のチャンスにつながるみたいなことを言う人いますけれど、それが通用するのって良くて公務員くらいのもんじゃないですか。

僕は公務員の人生観と徹底的に話が合わないので、二度と自分自身でやる気ないですけれど、公務員の序列が大好きな人ならどうぞおやりなさいって、まあそのコツコツと信用を得てっていってくださいとしか言えませんよね。

BUMP OF CHICKENも、価値のないもので両手を埋めることの危険性を歌っている。

信用を積み上げるっていう話が出てきましたけれども、もしあなたが今、汚い言い方だけど”便所”だと認識されているのであれば、あなたはね立派な便器っていうやつをコツコツと積み上げている。立派な便器としての信用ですね、これを積み上げている最中ですきっと。

十年詰まることがなかったすごく優秀な便器っていうのに敬意を表して、明日からこの便器で俺はスープを飲もうとかね、そういうジョブチェンジなんか起こんないですよ。というか、僕の人生でそういう事例っていうのは見たことないですよね。

便器扱いの人がいきなり高級食器扱いになるみたいなことなんてないんですよ。
価値ある何かっていうものは、最初から価値のあるものとして与えられるんですよ。
いつの世の中も、途中からゴミが宝に変わるわけではないんですよ。

もちろん、最初はたいして大きな価値じゃないかもしれません、価値ある何かというものでも。でも、それをこなしてクレジット・信用を積み上げることで大きな価値が与えられる可能性というのが上がってくんですよね。
そんな時に、あなたの両手が片方はクソで、もう片方がゴミで埋まっててもう何も持てないって、そんなことになったら泣くに泣けないじゃないですか。

だから価値のあるものとないものというのを見分けて、価値ないもので両手を埋めるなんて馬鹿なことやっちゃいけないっていう話なんです。
BUMP OF CHICKEN の藤原君もね、眠たい感じで歌っていました。

目の前のドアの鍵を 受け取れるのは 手の中がカラの時だけ --同じドアをくぐれたら

その通りですよね。更にこの歌詞かっこいいです。

手に入れる為に捨てるんだ 揺らした天秤が掲げた方を -- 同じドアをくぐれたら

天秤が掲げた方っていうのは、軽い方ということですけども、やっぱりかっこいい表現ですよね。

でも、この天秤とやらがゴミとクソで釣り合っていて、両方とも捨てるに捨てられない状態なんて、ホラー以外の何物でもないですよ。

なかなか仕事選ぶ話にいけませんね。でも良い機会だから、仕事を断る話、両手を自由にする話っていうのをちょっと続けていきましょう。

仕事を断るなら、主旨には賛同しつつ「ビジョンの違い」を理由にハッキリ言い切れ。

今日は時間があるんです。僕出先なので、次の仕事まで部屋でダラダラするだけなんですよ今日も。
さて、僕は前から師匠との対談とかで、ビジョンのちがいって言うのをズバッと言い放ってしまうと、案外仕事って簡単に断れるっていう主旨の話をしてきました。

ほんとにっこり笑って「素晴らしいプロジェクトです。主旨には大いに賛同いたしますよ。だけども、ですけれども、あいにく僕が現時点で考えているワークスタンスとこのプロジェクトは、ビジョンを共有できないですね。ですから、残念だけど今回のこのプロジェクトに参加すること出来ないんです。本当すいません、成功をお祈りしています」
みたいなことを言い放ってやる(にっこりとね)。

それ以上にああだこうだ言ってくる輩って湧かないんですよね。特にあなたをクソなめにしてやろうと思って近寄ってくる輩っていうのは、こういう風に断られた時にあなたのことを悪く言ったり、粘着したりはしないですよ。

おそらく、もうちょっと言うことを聞きやすそうなやつっていうのを探して、そいつの口をこじ開けてクソを詰め込む作業にとっとと移るんです、そういう人ってね。

価値ある仕事は、大体2つのルート「信用」「営業」で手に入れられる。

これはあくまで僕の経験からの意見ではあるんですけれど、やるべき価値のある仕事っていうのは大体二つのパターンで手に入れることができるんです。

まず一つは、「あなたに何か差別化できる価値がある。だからそれを求めて仕事が持ち込まれる」幸せなパターンですよね。
残念ながら、若い人にこれを求めるっていうのはちょっと難しい。
それは分かっているんですよ。
こういう仕事は、あなたが価値ある仕事を積み上げて、クレジットが積み上がった後にやってくる仕事なんです。

じゃあ、若いうちから手に入れることができる価値ある仕事のもうひとつのパターンというのがどういうパターンかというと、極端に言えば営業です、営業。

あなたが自分自身の持つ実力と特性を、現時点でどういう商品かと考えて、この商品を価値がある仕事や事業に放り込むっていう営業を自分からせっせとかけるんですよ。

そして自分の職場の中だけの話はなくて、むしろ自分を取り囲む指示系統から離れたクラスタ、この中にそれを求める方が効率的な場合すらあるんですよ。

自分だとか自分を含めた環境が持っている、何らかの優位性というのを検討して、それと融合させて価値を生みそうなものについては、片っ端から声をかけて回る。これって、僕が若い頃っていうのはひたすらそんなことをやっていました。

高い役職の人を巻き込むインタレスト営業で、プロジェクトの運用レベルを上げる

こういうこと言うと「ペーペー の僕が、外のなんかそういう面白い案件なんて持ってきたって、誰にも相手にされない」とか思うかもしれませんが、そういう時こそ人的資源のレバレッジっていうものを利用するんですよ。

話に乗ってきそうな中間管理職みたいなのを自前で用意して、それと一緒に外の業界のもうちょっと上の方というのを巻き込んだ興味(インタレスト)から稼ぎに行くんです。

うまく営業かけて一緒に何かやりましょうかみたいな流れを作ったら、このプロジェクトのイニシアチブっていうのは、それに関わった中で位が一番高い人に合わせて運用されるようになるんですよ。そういうものなんです。

こっちの課長程度の先輩を引っ張って持ち込んだ話が、うまいこと回って向こうの事業部長クラスを担ぎ出すっていうことに成功したら、実際に一緒に動き出す時には、こっちはこっちで事業部長に釣り合うような役職の人間を巻き込んだ運用にすることができるようになるんです。

その時に巻き込まれた部長なんかも、正直わけが分からないから「なんか知らんけど、お前らこのプロジェクトはこのまま頼むわ」みたいな投げられ方をするんですよね。
そうなったら、こっちサイドとしてはその部長のオーソリティレベルっていうのを有耶無耶に借りちゃうことができるようになるんですよ。大事なディシジョンのタイミングだけ部長本人を担ぎ出せば、あとは好きにやっとけみたいな感じになるんですよ。

治外法権的な立ち位置を手に入れると、クソ仕事は回って来づらくなる

タチが悪いことに、こんな感じでレバレッジの効いた仕事をやっていると、あいつは何だかよく分かんないけど部長の案件で動いている、みたいな感じになるんですよ、ペーペー の若者が。それで、クソ仕事が回って来づらくなったりもするんですよ。

これ不公平だと思いますか?他の人に比べて。

担ぎ上げた課長とか、巻き込まれた部長とかも、このプロジェクトは乗っかっているだけで自分の業績になるようなに美味しい案件である限りにおいては、あなたの立ち位置っていうのを擁護してくれるものです。

正直な話、その下っ端同士の平等を確保するために自分の棚ぼたを諦める合理性なんて、巻き込んじゃった偉い人の中にありません。

「まあまあ、上手くいっているのであれば、こいつは俺らの好きに使うよ」みたいな感じで、若い人間同士の公平というところから違う立ち位置にポイって置いてくれます。

そんなことをやっているうちに、あなたの立ち位置は恒久的によくわかんない治外法権みたいなっていきます。そんなもんですよ、世の中って。

今日の話のポイント

これ王子のリクエストにあった、仕事を選ぶための二つのルールには全く触れていません。これ結構喋っちゃったので、次回に回しましょう。

今日のポイントとしては、

  • クソ溜めとしての信用をコツコツ積み上げても、別の何か、価値に進化することないです。だから糞を食べちゃいけない。
  • ビジョンの違いっていうのにズバって言い放ってあげれば、意外と仕事って断れる、後腐れなく。
  • 若い時にはレバレッジを効かせた営業かけろ
  • 自分に価値が貯まってきたら、持ち込まれた仕事を選べるようになる

だいたいこんな感じですかね、僕がオススメするのは。
ちょっとこんな感じで後半に行きますよ。

管理人
トラ
トラ
勤め人
アラフォーの勤め人。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました