「本の話」
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第62話『時間を無駄にしない、効率的なビジネス書・実用書のKindle読書法(後半)』

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トラ
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こんにちは、トラです。

今回は前回記事の続き、読書術について紹介している話の後半、フランケンラジオ第62話『本の読み方?読み散らかし方?(後半)』の文字起こしを中心とした記事です。

実際に今回紹介されている方法での読書を僕自身も始めてみたので、本編で紹介されている機能のスクリーンショットを途中で差し込んでいます。

先にポイントをお伝えすると、Kindleアプリでの読書におけつコツは3つであると話されています。

  1. 主張を意識しながら(マーカーで塗りながら)読む。
  2. 最初を読んだら先に最後を読んで、ゴールを把握しておく。
  3. 3.大事な部分のサマリを口に出して読み、ロジックを噛み砕く。

既に効率的な読書術を習得している人であれば、このコツを見るだけで何か掴めるかもしれませんが、具体的なマーカー機能の色分けなど、実用的な内容ばかりなので、本編を読むか聴いてみることをおすすめします。

それでは本編に入ります。

マーカー機能を使った、Kindleアプリ読書術

フランケン通勤ラジオです。

今日ですね、続きなんですよ。何のかっていうと、本を早く読む方法ですね。

実用書・ビジネス書みたいな、インプットを目的として読む本、これをさっさと読むコツみたいな話を前回してますよね。

あわせて読みたい
第61話『時間を無駄にしない、効率的なビジネス書・実用書のKindle読書法(前半)』
第61話『時間を無駄にしない、効率的なビジネス書・実用書のKindle読書法(前半)』

今日はですね、それの続きを話てみたいと思います。

このラジオはですね、こうやって僕が思いついたことを録音して、主に僕が筋トレをやってる時間とか、自転車にまたがってる時間とかに聴いて楽しむっていう、そういうラジオなんですよ。

ですから、なんというか広く一般向けっていうよりは僕に向けてこう喋ってるっていうですね、ちょっと不思議なラジオなんです。ちょっとでも持って帰るところがあったら持って帰ってくださいっていう、そういうスタンスも大丈夫です。

よく考えたらひどい話なんですよね。前回ね、「本を素早く読む方法」とか言っといて本を読まないっていう話でしたね。でもそれがいいんですよ、あんまり詰めこみすぎると何を言ってるか分かんなくなっちゃうからね。

さてさてそれでね、前回は実用書、これを小説みたいにベタって読むなよって言いましたよね。アウトプットしっかり意識する、そうじゃないとベタって読んで「いい本だったね。どういう本だったか思い出せないけど」と言って、もう1回読むみたいな2度手間になっちゃうからって話です。

タブレットにKindleとGoogleドキュメント、これを入れとけって言いました。

僕が本を買う時っていうのは、ほぼ100% Kindle 版っていうのをAmazonでワンクリックでポチっとするような形にしてます。

勧められた本とかもうその場でポチりますよね。2000円以下の本ケチってもしょうがないですよ。
誰かが面白いとすすめてくれたんだったらね、その瞬間にそのポチって買うべきです。

今ちょっと話がそれましたね、じゃあ Kindle アプリの使い方っていうか僕がどうやって使ってるかって話をしていきましょう。

このKindleアプリには、マーカーペンって言うね機能があるんですよ。

どんなソフトもあると思うんだけども、これが秀逸で、塗ったところだけ自動的に抽出されてマイノートっていうところに並んで管理できるようになるんですよ。

ですから大事なとこだけマーカーで飛び飛びに塗ってくと、後からこのマイノートっていうのね読むとそこだけ並んでるのかねダーって一覧できる状態になってます。

マーカーは色が5色ぐらいあって、色ごとにフィルターをかけられるので、色に自分なりのテーマっていうのつけておくと、後でね見直す時に超便利なんですよ。

Kindleアプリマーカー機能
Kindleアプリ「マーカー機能」
Kindleアプリマイノート
Kindleアプリ「マイノート機能」

Kindleアプリ読書のコツ①『主張を抽出する意識で読む』

僕の色の使い方をちょっと紹介しましょう。

僕がこういった実用系の本読むときは、一番大事なのは著者の『主張(=メッセージ)』、これを外さないっていうことですね。

なんでかって言うと、これを誤解したり落としたりすると、文脈が追えなくなるんですよ。

これは押さえとかないと筋が通らなくなるって言う文章の群れ、文章群のことを『主張』って僕は呼んでます。これはオレンジで塗るんです。

次にですね、文脈に全然関係なく「この表現ちょっと面白いな」とか、「この本の主題じゃないけど、僕がねいろいろやってる興味のあることに関係があるみたいだね、ちょっと覚えておきたい」みたいなのは、オレンジで塗っちゃダメなんですよ。区別がつかなくなるから。

これは僕の中では黄色なんですね。よく黄色とオレンジはダブることがあるんですよ、ダブった時には文脈重視でオレンジを優先します。
ちょっと嫌な読み方してる時。この本を読んでて、ロジックが持ってる欠点だとか矛盾点だとかあるいは、何か違うんじゃないかな、みたいな否定的な発見をした時っていうのは、青で塗ってます。あとなんだかよく分かんないけど、とりあえず線引っ張りたい、みたいな気分になった時は赤、この4色で塗るっていうのが僕のルールです。

ポイントは、後からオレンジだけ追っかければ著者の『主張』が追えるようにするっていうことなんですよ。

そして可能な限り、ちょっと矛盾するようなんですけども、オレンジを使わない。
ちょっと足りないなーっていうぐらいで拾っていっても、後からマイノートのところで塗った文章をタップすると本文に飛べます。前後の文章をあんまり入れ過ぎると、本を丸ままコピペしてるみたいになるので、可能な限りオレンジは使わないようにサマライズしてくってのがコツです。

実際にまずは本を読んでみるということをしましょうか。
一番最初に、最初の章っていうのをパラパラ読むんですよ。ほとんどの文章っていうのは、何が言いたいかって言う著者の『主張(メッセージ)』、これがまずあって、それを説明するような<根拠>とか、分かりやすく言う<実例>とか、或いはちょっとモニャモニャしちゃうんで<言い訳>、みたいなこういったものの集合としてできてるんですよ。

ですからぶっちゃけねあの後半に言ったの三つぐらいの要素、主張以外の「根拠・実例・言い訳」みたいなのっていうのは無くても意味通るんですよね。
であのさっき言ったようなねオレンジの文章、簡単な文っていうのはオレンジがあって理解しやすいように実例がね少し並んでね、「ほら分かりましたか」っていってねもう1回オレンジを繰り返すみたいなそういう風なね構成になってるんです大抵ね。

ちなみに、後ろ側にリファレンスが載ってない本のほとんどが、簡単な主張ってのがあって、それを説明するような文章があって、もう一回主張に戻ってっていうのを繰り返していく。

多分ですけど、僕が思うにはこういう本っていうのは実際に本になる前にこの著者がやってるオーラル、オーラルっていうのは口で喋る口演っていうのがあるんですよ。

これをベースに文字起こししてるから、こういう構成になるんじゃないかなと思うんですよね。
こういったタイプの本っていうのは、最低限読まなきゃいけないセンテンス、要は『主張』の部分が20%ぐらいしかないんです。ですからものすごい速さで読めます。それ以外の文字っていうのは眺めるだけで読まなくて大丈夫な文章が並んでることが多いですね。ひどい話です。

ちょっとここまでまとめると、第一のコツとしては、最初からベタッと読まないで『主張、ストーリーライン』というのを抽出する意識で、オレンジを塗るつもりで読むっていうのがコツですね。

次にいきましょう。

Kindleアプリ読書のコツ②『一番最後を読んで著者のスタンスを先に知る』

オレンジを塗るコツっていうのは、今までピッピッピッって拾ってきたオレンジだけをマイノートで読み返して意味が通るかどうかというの確認することなんですよ。

これを怠ると、最終的に出来上がったこのマイノートっていうのが、本から抜け出した断片的な知識が溜まってるって言うだけで、後から読んだ時に体系づけてこの本を理解するってことが出来なくなっちゃうんですよね。

そうなると、どんな本だったっけと思った時に読み直さなきゃいけなくなっちゃうんですよね。これは時間がもったいないです。ですからオレンジを拾っていくっていうのは、後からオレンジだけ拾った時に本の内容が通るような拾い方を心がけろよってことです。

迷子防止の為、本の終わりを先に読んでゴールを把握する

でもそうは言っても、このメッセージ(著者の『主張』)を正しくトレースできてるかどうかっていうので、初見でズバズバ拾ってくのはほぼ不可能なんですよ。この本の著者が、最終的にどこに行きたいのかっていうゴールを最初からある程度把握していないと、簡単に迷子になるんです。

ですからイントロの文章を読んで、なんとなくこの本はこういう内容喋ってる本なんだな、っていうのを把握したら、いきなり最後の章に飛ぶんですよ。この本がどうやって終わるのか、どういう主張で終わるのか知っておく。

ここが分かってないと、『スタンス』を履き違えるんですよね、著者がどっちに持って行きたいのか。

結構トリッキーな本っていうのがあって、最初は賛成の意見みたいな感じで入ったのが、途中でだんだんひっくり返して最終的にはノーだというような本って結構いっぱいありますので、著者の『スタンス』を知っておくっていうの大事です。これを分かった上で読んでくっていうことですね。
そうしないと、もうあの簡単に迷子になるんですよ、ちゃんと読んでるわけじゃないんで。
もの凄いスピードでダーッと読んでくんで。

世にもつまらない推理小説の読み方

試しにね、このやり方で推理小説を読んでみると面白いんですよ。
最初に背景っていうか事件の概要があって、でもって犯人とトリックを分かってると。
1回目に読む時にスラスラ謎が解けていくんですよ。
面白くはないとは思うんですけれども、まあ大事なことは、どうでもいいカムフラージュの文章っていうのと、トリックに関連する大事な文章っていうのはこういう変な読み方をすると推理小説だとはっきりと鑑別できるようになるって事なんですよね。

ビジネス書も全く一緒です。著者の『スタンス』これを理解していれば、読んで欲しいっていう風に考えてる文章というのが、なんとなく浮かび上がってくるもんなんですよね。これを拾ってオレンジで塗ってけよ、っていうのが僕のやり方ですね。

黄色マーカーは、表現やロジックが面白い、目に引っ掛かった部分に使う

黄色なんですけれども、黄色っていうのはそのさっきオレンジに塗ったメッセージライン、主張のつながりと直接関係ないけれども文章としてちょっと面白い、表現が奇抜だったり、ちょっとしたロジックが鮮やかだったりするパーツに使います。

こういうパーツというのを斜めに読んでて、もうちょっとね目に引っかかるんですよ。こういうのは黄色でマーク。あとは他の書籍からの引用部分。これもいいこと書いてるから引用されてるんですよ、大体。

ストーリーラインとして機能してるわけじゃないんで、こういうのは黄色ですよね。引用というのはほとんどの場合、根拠だとか実例だとかそういうパーツとして用いられるから、読まなくても本当は意味が通るんですよ。

ですけどもすごくいい文章なので、何かに使えそうな気がする。だから黄色で塗るということです。

Kindleのマイノートにはフィルター機能があるので、オレンジでメッセージラインを追いかけたい時っていうのは黄色をオフにして読めば、目に入らないから便利ですよ。

メモ機能を使って、マーキングの理由、批判的意見を記録する

あとはね青と赤の話しときましょう。
青はその本における矛盾点、あるいは論理が飛躍したり破綻してるとか、間違ってるのと思った時に青で塗るんですよ。

ちなみに Kindle アプリはマーキングにメモを紐付けることができるんです。
要はこの青で塗った箇所になんでそう思ったかとか、そういう僕のイチャモンみたいなテキストをメモとして貼りつけることができるんですよ。ノートの中にメモが並ぶんですよ。

批判的な発見っていうのは、抜書きしただけでは何故それに対して批判的な意見持ったのかっていう理由が後から思い出せないことが結構多いんですよね。
ですから俺はこう思うからここは青で塗った、みたいなのをちょっとメモっとくと、その後でぱっと見た時に思い出すねきっかけになりますよね。

Kindleアプリメモ機能
Kindleアプリ「メモ機能」

青ばっかり塗る本だったら、読むの止めちゃっていい

ただね、この青で塗るっていう行為は、基本的に本書いた人の主張にケチつけるっていう行為なので、あんまりこれを熱心にやるくらいだったら、この本読むの止めちゃっていいと思います。

本自体が気に入らないみたいな感じのメモをどんどん書いているような時というのは、「この本読む価値ねえ」と思ってる時なので、そういう時はズバッとやめちゃってもいいですよね。
全部読む必要なんてないです、本って。
「買った本はもったいないから」とか、時間の方がもったいないですよ。

あと赤ですわ。赤はどれにも当てはまらないようなもの、それでも気になった変なパーツ、これを塗る。
ほとんど使う事ありません。

大体こんな感じでしょうかね。

普通に小説を読むような時とはだいぶ違うと思うんですよ。でも実用書っていうのは、何度も言いますけども『脳の中の知識をアップデートするために読む』、そういう読書ですから。

効率的に読まないとダメなんですよね。
そうじゃないと「なんとなくいい本読んだ」それで終わっちゃうんですよ。

Kindleアプリ読書のコツ③『サマリを口に出して読む』

最後に、そうやって読んだ本が自分のものにちゃんとなってるかどうかっていうのを確認する方法っていうのがあるんです。これを3つ目のコツということにしときましょうか。

それはオレンジで書いたサマリ、これを1回口に出して読む。っちゅうことなんですよね。

作ったマイノートを通して読んで、自分が要約を作るんだったらどんな要約にするかなっていうのを、稚拙でいいんで1回口に出すっていうことなんです。

ロジックが自分のものになっていないと、アウトプットはできない。

このラジオで何度も言ってますけど、ロジックというのは自分の頭で自分の言葉に1回変換するって作業をしないと、自分のものにはならないんですよ。

人にうんちく垂れたりとか出来る程度には、そのロジックを噛み砕いておかないと、いざ人に話そうとしても何も出てこないですよ。

最初に言うべきことだったけども、読書からのアウトプットって何かというと”他人にそれを伝えること”なんですよ。

他人にこの本の内容を語れるようにしとかないと、多分本読んだ意味ってあんまりないですよ。

ですからオレンジで作ったサマリのラインっていうのは、大体のところを喋れる程度には1回口で読んどいた方がいいと思いますよ。

今は最後まで読めなくても、いつか自分にとって価値ある本となるかも

まあね、「めんどくせえなあ、お前」って思うと思うんですよ。僕ね、めんどくさい奴なんです。
「めんどくさいことねしながらね、本なんて読みたくないよ」って、あなたが思うんじゃないかなと思うんですけども、あなたの感覚は至極正常なんですよ。

このやり方で最後までしっかりと後ろまで読もうなんて思う本って、めったにないですよ。
本を何冊か買ったとして、5冊に1冊あればでいいほうじゃないですか、僕もそんなところですわ。

大体が本の真ん中ぐらいまでこんなことやって「この本飽きた」って言ってぶん投げてる本、死ぬほどあります。でもこのようなスタンスで本をマーキングしておくと断片的にでもサマリーが残るんで、途中で投げ出した本も1年とか経った後に読むと、オレンジだけ漁れば続きを読むことができるんですよ。これ不思議ですよね。

今ちょっと興味ないやと思って投げ出した本というのも、時間が経って自分の環境が変わると、価値を急に与えられて、ああこれは面白い本だなって思う事って結構あるんですよね。

手ぶらで本を読んでも、何も残らない。凄まじい時間の無駄となる。

なによりも僕の経験なんですけども、手ぶらで読んだ本っていうのは、必ず時間と共に内容が消えてなくなっちゃうんですよ。これは最終的に凄まじく時間の無駄です。
ですから本を読む時っていうのは、最低限足跡をつけながら読むっていうことをお勧めします。

では、僕この回でコツ3つ言いましたよ。それもう一回言っときましょうか。

第1のコツは、最初からオレンジで主張を抽出するつもりで読みなさい。
第2のコツは、一番最後を読んで著者のスタンスっていうのを間違うな、これやんないと迷子になるよ。
第3のコツは、オレンジで抜き出した束っていうマイノートを作ったら、本を閉じちゃう前にサマリーとして1回口に出して読め。

この3つですね、これをやると本読みっていうのが無駄になりません。

長々と喋っちゃいましたね。前回今回合わせて40分ぐらい喋ってますかね。
だけどこれ僕大事な事喋ったつもりですよ、ぜひ参考にしていただけたらいいと思います。

トラの感想

Kindleで読書している人は即実践すべし!

再びトラです。

今回のラジオを聴いて、実際にKindleアプリの使い方を変えてみました。
これまでは実用書・ビジネス書の類はライブラリに入ってはいるものの”手ぶら読み”で、内容が頭に残っていませんでした。
読んだ記憶はあるけど、内容の説明ができない。典型的な時間の無駄パターンです。
主にマンガ用として使っている。そんな状態でした。

実際にマーカー機能を使い記録を残してみると、手間なく気になった部分を記録・抽出できるのでとても便利です。
マーカー部分にメモを紐付ける、これはまだ取り入れていません。

まずは今回の3つのコツと、前半でお話されていた『3+1』に沿って読書していこうと思います。

ここでもう一度、本編でお話されている3つのコツを紹介します。

Kindleアプリ活用のコツ
  • 最初からオレンジで主張を抽出するつもりで読みなさい。
  • 一番最後を読んで著者のスタンスっていうのを間違うな、これやんないと迷子になるよ。
  • オレンジで抜き出した束っていうマイノートを作ったら、本を閉じちゃう前にサマリーとして1回口に出して読め。

Kindleアプリはとても便利なのですが、個人的に小説や雑誌は紙の方が良いと思いました。
小説は装丁も楽しみ、物語を楽しむには電子版は味気ない印象です。
雑誌はタブレットの液晶サイズが一般的な雑誌より小さいため、見開きで読みづらい点がマイナスの印象でした。

管理人
トラ
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勤め人
アラフォーの勤め人。
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